透明度(海洋)(読み)とうめいど(英語表記)transparency

翻訳|transparency

海の事典 「透明度(海洋)」の解説

透明度(海洋)

海水清濁度合を表す指標で、海水中に白色円板透明度板)を沈めていき、それがちょうど見えなくなる深さで定義する。この深さは、透明度板からの反 射光とその上にある海水からの散乱光との相対的な強弱により決まるため、空の晴曇・明るさにはほとんど関係しない。黒潮域の透明度は30~40m、親潮域 で10~15m、測定された最高値サルガッソー海で得られた66.5m である。測定法が簡単なため、現在でもしばしば用いられる。 (永田

出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報

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