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通す・透す・徹す とおす

大辞林 第三版の解説

とおす【通す・透す・徹す】

( 動五[四] )
通行・通過させる。
ある通路・地点を経由して向こう側へ人・物を移動させる。 「守衛さん、-・して下さい」 「車を-・さないため、くいを打ってある」 「銅線に電流を-・す」
人などが移動する道すじを設ける。 「海岸沿いに道を-・す」
人を室内へ入れる。…へ案内する。 「客を応接間に-・す」
穴や狭い所ヘ物を入れて向こう側へ抜けさせる。 「糸を針の穴に-・す」 「部屋に風を-・す」
(「透す」とも書く)物を隔てて色や音を見たり聞いたりする。 「窓ガラスを-・して外を見る」 「壁を-・して隣の話し声が聞こえる」 「白き生絹すずしに紅の-・すにこそはあらめ/枕草子 36
(「火をとおす」の形で)食品を加熱し、熱をゆきわたらせる。 「火を-・してから食べる」
液体の中をさっとくぐらせる。 「青菜をさっと熱湯に-・す」
試験・審査などの関門を通過させる。パスさせる。 「法案を-・す」
主張・意志などを強引に通用させる。 「勝手な言い分は-・さない」 「我を-・す」 「意地を-・す」
(「徹す」とも書く)始めから終わりまで続ける。
全体に作用を及ぼす。 「新聞にざっと目を-・す」
(「とおして…する」の形で)始めから終わりまで休みなしにある動作をする。 「全曲を-・して聞く」 「昼も夜も-・して働く」
(「…でとおす」「…をとおす」の形で)ある状態を続ける。 「一生を独身で-・す」 「彼は小学校から高校まで一番で-・した」 「和服で-・す」 「外国旅行の間、日本語だけで-・した」
(「徹す」とも書く)話の筋道などが論理的に整っているようにする。 「筋を-・す」
先方にこちらの意向を伝える。 「話は-・してある」 「注文を帳場に-・す」
(「…をとおして」の形で)…を仲介・媒介とする。 「仲人を-・して縁談をすすめる」 「受付を-・して面会を申し込む」 「服装を-・して見た現代の若者」
動詞の連用形の下に付いて、最後まで…し続けるの意を表す。 「ゴールまで走り-・す」 「大冊を読み-・した」 〔「通る」に対する他動詞〕
[可能] とおせる
[慣用] 一念岩をも- ・袖を-

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

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