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通る・透る・徹る とおる

大辞林 第三版の解説

とおる【通る・透る・徹る】

( 動五[四] )
通行・通過する。
ある通路・地点を経由して、人・物・乗り物が移動する。 「大勢の人がぞろぞろ-・る」 「道路の右側を-・る」 「船が海峡を-・る」 「高圧の電流が-・っている」
人などが移動する道すじが通じている。 「林の中を-・っている道」 「鉄道が-・る」
人が外から室内に入る。 「どうぞ奥へお-・り下さい」
穴や狭い所へ物が入って、向こう側へ抜ける。 「糸が太くて針穴を-・らない」 「風がよく-・る部屋」 「食べ物がのどを-・らない」
(「透る」とも書く)光線・液体などが物の内部や裏側まで達する。 「樹木がしげって、光が-・らない」 「雨が下着まで-・る」 「山気冷然として膚はだえに-・れり/伊沢蘭軒 鷗外」 「内は大殿油、ほのかに物より-・りて見ゆるを/源氏 澪標
(「徹る」とも書く)声や音が遠くまで伝わる。 「よく-・る声」 「(横笛ヲ)雲居に-・るばかり、吹きたてたり/源氏 梅枝
試験・審査などに合格する。 「予選を-・る」 「予算案が議会を-・る」
通用する。
意見や主張が認められる。 「原告の主張が-・る」 「そんな屁理屈は-・らない」 「無理が-・れば道理がひっこむ」
世間に受け入れられて通用する。また、広く世間に知れわたっている。 「彼は正義派で-・っている」 「名の-・った人」 「苦沙弥先生が君子でも-・らん事はない/吾輩は猫である 漱石
話の筋道などが論理的に整っている。 「意味が-・らない」 「筋が-・っている」
物の筋が整っている。 「鼻筋が-・っている」 「柾目まさめの-・った材木」
先方に意向が伝わる。 「先方に話が-・っていない」
物事に通じている。物わかりがよい。 「親仁もそれほど-・らぬでもない/浮世草子・好色旅日記」
動詞の連用形に付いて、すっかり…する、の意を表す。 「(明障子ガ)すすけ-・りたること、いつの世に張りたりともみえず/宇治拾遺 5」 〔「通す」に対する自動詞〕
[可能] とおれる

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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