過リン(燐)酸石灰(読み)かりんさんせっかい

百科事典マイペディアの解説

過リン(燐)酸石灰【かりんさんせっかい】

リン酸肥料の一種。過石とも。リン酸二水素カルシウム1水和物Ca(H2PO42・H2Oと硫酸カルシウムCaSO4との混合物で,リン鉱石粉末に硫酸を反応させてつくる。製品は灰白〜淡褐色の小粒状物質。特異臭をもち,可溶性リン酸15〜20%(P2O5として)含有。速効性だが土壌に吸着固定して無効化しやすいので,施肥前の土壌の中性化や,堆厩肥(たいきゅうひ)との混用により土壌との混合を避けるなどの必要がある。水田などの元肥に常用される。アルカリ性肥料との混用はリン酸を不溶化するので避ける。
→関連項目酸性肥料肥料工業

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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