道標・道導(読み)みちしるべ

精選版 日本国語大辞典 「道標・道導」の意味・読み・例文・類語

みち‐しるべ【道標・道導】

〘名〙
① 道路の方向や距離などを示すため道ばたに立てた標識。みちじるし。どうひょう。
※杜詩続翠抄(1439頃)三「霧中樹を以て路ちしるべとして行者謂之行相別也」
② (━する) 道案内、物事順序や手引きなどをすること。また、そのための人や文書。案内者。手引き。
書紀(720)応神三七年二月(北野本南北朝期訓)「高麗(こま)の王(こきし)、乃ち久礼波(くれは)久礼志(くれし)、二人(ふたり)を副(そ)へたり。導者(ミチシルベ)と為」
昆虫はんみょう(斑猫)」の異名。《季・夏》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android