道聴塗説・道聴途説(読み)どうちょうとせつ

精選版 日本国語大辞典 「道聴塗説・道聴途説」の意味・読み・例文・類語

どうちょう‐とせつ ダウチャウ‥【道聴塗説・道聴途説】

〘名〙 (「論語‐陽貨」の「子曰、道聴而塗説、徳之棄也」による語で、路上他人から聞いたことを、すぐにその道でまた第三者に話す意) 他人からよい話を聞いてもそれを心にとどめて自分のものとしないで、すぐ他に受けうりすること。転じて、いいかげんな世間のうわさばなし。ききかじりの話。どうていとせつ。
新論(1825)虜情「故世之好異者、道聴途説、而雖士大夫、亦往往有於沾染」 〔漢書芸文志

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