遠駆・遠懸(読み)とおがけ

精選版 日本国語大辞典 「遠駆・遠懸」の意味・読み・例文・類語

とお‐がけ とほ‥【遠駆・遠懸】

〘名〙
遠くまで馬を駆ること。馬を駆って遠くまでかけめぐること。
太平記(14C後)四「越の兵は今朝の軍に遠懸をして人馬共に疲れたる上無勢なりければ」
遠方まで歩きまわること。
浮世草子・商人職人懐日記(1713)五「町町を売に、かならず売ぬ日の遠がけ暮に及び」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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