郭・廓(読み)かく

精選版 日本国語大辞典 「郭・廓」の意味・読み・例文・類語

かく クヮク【郭・廓】

〘名〙
① 都の外まわりを囲んだ土壁。転じて、ものの外まわり。また、囲まれた場所。くるわ。
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三一「青山郭(クヮク)を繞(めぐり)て連なり」 〔孟子‐公孫丑〕
遊女屋の集まっている場所。遊郭。くるわ。
評判記色道大鏡(1678)叙「郭(クク)をさりて、過にし傾城の名をよび出す時は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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