酒井 マサ子(読み)サカイ マサコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「酒井 マサ子」の解説

酒井 マサ子
サカイ マサコ


職業
女優

別名
芸名=坂東 政之助

出身地
福岡県 直方市

経歴
7歳から踊り三味線を始め、16歳で子供歌舞伎の一座座長になり、坂東政之助の芸名で活躍。20歳のころ、新国劇をつくった沢田正二郎に認められて女沢正を名乗り女沢正一座を創設した。その後、8人の子どもを連れて一座を率い、九州各地を巡演。女沢正の名の通り、男役に専念。十八番の国定忠治では各地の観客を沸かせた。その活躍ぶりは、昭和46年に「女沢正、あほんだれ一代」(清川虹子主演)として、東京の新劇で上演され、人気を博し、47年NHK銀河ドラマ(15回連続)になり女沢正の名を全国区にした。35年に座長を四男に譲った後も、舞台に立ち続け、53年引退。

没年月日
平成4年 3月20日 (1992年)

家族
四男=沢 竜二(俳優)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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