酒井 淑夫(読み)サカイ トシオ

20世紀日本人名事典 「酒井 淑夫」の解説

酒井 淑夫
サカイ トシオ

昭和・平成期のフォトジャーナリスト



生年
昭和15(1940)年

没年
平成11(1999)年11月21日

出身地
東京

学歴〔年〕
明治大学政治経済学部〔昭和40年〕卒

主な受賞名〔年〕
ピュリッツアー賞(企画写真部門 第52回)〔昭和43年〕「よりよきころの夢」

経歴
昭和40年UPI通信東京支局写真部に入社。42年志願してベトナム戦争下のサイゴン支局に出張し、戦場で取材した。同年バンカーの上で仮眠を取る米軍兵士とそばで見張りをする戦友を撮影した「よりよきころの夢」が、43年ピュリッツァー賞を受賞。48〜60年東南アジア写真部長。52〜55年フリーとしてニューズウィーク、タイム、ロイター通信のために写真取材。61年AFP通信東京支局写真部長として入社。天安門事件などを取材。平成元年同社を退社、フリーになり、6年ビデオの企画制作会社を設立。写真集「難民国境の愛と死」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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