酒井 猪太郎(読み)サカイ イタロウ

20世紀日本人名事典 「酒井 猪太郎」の解説

酒井 猪太郎
サカイ イタロウ

明治〜昭和期の実業家 大阪市議。



生年
明治12(1879)年3月

没年
昭和7(1932)年8月18日

出生地
大阪府

経歴
大阪の雑喉場で魚問屋の坂又商店主人の五男に生まれる。家督は文兵衛の長男・猪兵衛が継ぎ、その養子となったが、兄・猪兵衛は早世したため、店を守り2代目猪兵衛を襲名し発展させた。雑喉場の魚問屋仲間のリーダーとなり、利益を事業に投じ不動産会社・大秀組や別府温泉土地などの会社経営を手掛けて成功し巨万の富を得た。また日本動産火災保険副社長、富島組・旭商事の監査役を務める。大阪市議にも選ばれ、大阪雑喉場(魚市場)大尽といわれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android