酒井 竹保(1代目)(読み)サカイ チクホ

20世紀日本人名事典 「酒井 竹保(1代目)」の解説

酒井 竹保(1代目)
サカイ チクホ

大正・昭和期の尺八奏者 竹保流創始者。



生年
明治25(1892)年11月15日

没年
昭和59(1984)年10月18日

出生地
大阪

本名
酒井 政美(サカイ マサヨシ)

別名
前名=酒井 松道,後名=酒井 竹翁(サカイ チクオウ)

学歴〔年〕
中学〔明治40年〕中退

主な受賞名〔年〕
勲五等双光旭日章〔昭和44年〕

経歴
大阪の商家に生まれ、13歳の頃から尺八を独習。18歳で松調流(宗悦流の分派)の藤田松調に入門、翌年から松道の芸名で教授を開始。その後、流派の規約をめぐって師と対立し、大正6年竹保流を創始。宗悦流楽譜を参考に独自の竹保流楽譜を考案し、昭和初期から邦楽の革新運動を展開した。一方、明暗真法流を勝浦正山、源雲界に師事し、古典の普及にも努めた。昭和42年引退し、竹翁を名のる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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