酔潰(読み)よいつぶれる

精選版 日本国語大辞典 「酔潰」の意味・読み・例文・類語

よい‐つぶ・れる よひ‥【酔潰】

〘自ラ下一〙 よひつぶ・る 〘自ラ下二〙 酒に酔って正体がなくなる。えいつぶれる。
※俳諧・常陸帯(1691)「酩酊(ヨイツブルル)
※いさなとり(1891)〈幸田露伴四六「酔ひ潰れてお床も敷きませず眠りましたは」

えい‐つぶ・す ゑひ‥【酔潰】

〘他サ四〙
① 酒を飲ませて正体なく酔わせる。酔って動けなくなるまで酒をすすめる。よいつぶす。
② 酒に酔って時間を無駄に過ごす。飲みつぶす。

えい‐つぶ・れる ゑひ‥【酔潰】

〘自ラ下一〙 ゑひつぶ・る 〘自ラ下二〙 ひどく酒に酔って正体がなくなる。泥酔する。よいつぶれる。
※虎明本狂言・伯母が酒(室町末‐近世初)「ゑいつぶれてねている」

よい‐つぶ・す よひ‥【酔潰】

〘他サ五(四)〙 酒を飲ませて酔わせて、正体をなくさせる。えいつぶす。
唱歌・おほえやま(1901)〈石原和三郎〉「どくのさけ、すすめておにを、よひつぶし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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