醇化・淳化(読み)じゅんか

精選版 日本国語大辞典 「醇化・淳化」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐か ‥クヮ【醇化・淳化】

〘名〙
① 手厚く教え感化すること。また、邪念を去ること。
本朝続文粋(1142‐55頃)一・参安楽寺詩〈大江匡房〉「淳化同姫旦、聖道亜仲尼
② 自然に発育すること。また、その発育。〔史記‐五帝本紀〕
雑駁(ざっぱく)なものを取捨選択して整理し、不純なものを除去すること。また、対象物から必要なものをとり出し、その本性を発揮させること。純化
三四郎(1908)〈夏目漱石〉三「真と人と合して醇化(ジュンクヮ)一致せる時」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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