醜・見悪(読み)みにくい

精選版 日本国語大辞典 「醜・見悪」の意味・読み・例文・類語

み‐にく・い【醜・見悪】

〘形口〙 みにく・し 〘形ク〙
① 見るのに抵抗を感じる。見ていやな気持がする。みぐるしい様子である。
書紀(720)継体二三年三月(前田本訓)「毎に風波苦む。茲に因りて賚(もた)る所(ところ)のものを湿(うるを)して全(すて)に壊(そこな)ひて無色(ミニクシ)
容貌が悪い。みめがよくない。顔かたちが醜悪である。
源氏(1001‐14頃)帚木「みにくきかたちをも、この人に見や疎まれむと、わりなく思ひつくろひ」
仮名草子伊曾保物語(1639頃)中「顔かたち見ぐるしき事、いそほにまさりてみにくく侍れど」
みにく‐げ
〘形動〙
みにく‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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