精選版 日本国語大辞典 「采配・采幣」の意味・読み・例文・類語
さい‐はい【采配・采幣】
〘名〙
※甲陽軍鑑(17C初)品四八「頸(くび)数は十六の内に、さいはいを手に掛たる武士の頸を、七つ取候て」
② (━する) (「さいばい」とも) 指図すること。指揮してさばくこと。
※史記抄(1477)一三「共帳とは治具共帳と云て、そこでもてなされとて支度をさいはいする事ぞ」
※浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)五「なまぬるい兄のさいばい、親父のかはりに相手に成、サア義経殿」
③ (形が①に似ているところから) ちりはたき。ちりはらい。《季・新年》 〔俚言集覧(1797頃)〕
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