野太・篦太(読み)のぶとい

精選版 日本国語大辞典 「野太・篦太」の意味・読み・例文・類語

の‐ぶと・い【野太・篦太】

〘形口〙 のぶと・し 〘形ク〙 (「野」は当て字。篦(の)が太いの意という)
① 非常に横着である。失礼千万である。ずうずうしい。また、大胆不敵である。ずぶとい。
※俳諧・玉海集(1656)序「まことはのぶとき大やしまの浪しづかに、風おさまれるときに」
② 声がふとい。
解剖室(1907)〈三島霜川〉「野太(ノブト)い声である」
のぶと‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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