野崎 左文(読み)ノザキ サブン

20世紀日本人名事典 「野崎 左文」の解説

野崎 左文
ノザキ サブン

明治〜昭和期の新聞記者,狂歌師



生年
安政5年9月26日(1858年)

没年
昭和10(1935)年6月8日

出生地
高知県

本名
野崎 城雄

別名
別号=蟹廼屋,愛蟹子

経歴
明治2年藩費生として上京し大学南校、さらに大阪の開成学校に学ぶ。6年鉄道寮の外国技師付き雇員となり、7年工部省の技師になるが、9年仮名垣魯文の門下生となる。13年「仮名読新聞」に関係し、以後明治日報、いろは、東京絵入などの各新聞社を転々とする。のち日本鉄道会社、北海道官設鉄道、九州鉄道会社などを経て鉄道院副参事となる。狂歌創作、研究で業績を残し、著書に「私の見た明治文壇」(昭2)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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