野村 愛正(読み)ノムラ アイセイ

20世紀日本人名事典 「野村 愛正」の解説

野村 愛正
ノムラ アイセイ

大正・昭和期の小説家,俳人



生年
明治24(1891)年8月21日

没年
昭和49(1974)年7月6日

出生地
鳥取県

別名
号=野村 牛耳(ノムラ ギュウジ)

学歴〔年〕
鳥取中(現・鳥取西高)卒

経歴
鳥取新報社に入社するが、大正3年上京し、5年「土の霊」を発表。6年「大阪朝日新聞」の懸賞小説に「明ゆく路」が1等入選する。以後作家生活に入り、昭和に入って児童文学も手がけた。また連句師としては、伊東月草の手ほどきを受け、さらに根津蘆丈に学ぶ。35年都心連句会を結成、46年義仲寺連句会を主宰するなど昭和後期の蕉風連句を支えた。著書に「カムチャッカの鬼」「土の霊」「虹の冠」「ヒマラヤの牙」、連句集「摩天楼」「むれ鯨」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android