野村萬斎(2代)(読み)のむら まんさい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野村萬斎(2代)」の解説

野村萬斎(2代) のむら-まんさい

1966- 昭和後期-平成時代の能楽師狂言方,俳優。
昭和41年4月5日生まれ。和泉(いずみ)流。祖父・6代野村万蔵,父・2代野村万作師事。昭和45年「靱猿(うつぼざる)」で初舞台。のち狂言「三番叟」「釣狐」「花子」などを演じる。平成2年舞台「ハムレット」に主演。6年2代野村萬斎を襲名。14年「陰陽師」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞,ブルーリボン賞主演男優賞。同年世田谷パブリックシアター芸術監督に就任。15年「オイディプス王」「まちがいの狂言」で読売演劇大賞優秀男優賞。同年「髭櫓」の演技などで芸術選奨文部科学大臣新人賞。他にテレビ「花の乱」「あぐり」への出演や舞台の演出など多方面で活躍。25年「のぼうの城」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞。東京都出身。東京芸大卒。本名は野村武司。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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