金原亭 馬生(4代目)(読み)キンゲンテイ バショウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「金原亭 馬生(4代目)」の解説

金原亭 馬生(4代目)
キンゲンテイ バショウ


職業
落語家

本名
平沼 佐七

別名
前名=金原亭 馬力,林々舎 馬勇

生年月日
文政7年 9月

経歴
人情噺の名人といわれた3代目馬生の門人で、初め馬力、のちに林々舎馬勇と改名。3代目馬生没後、遺族の反対を押し切って4代目馬生を襲名する。しかし、名を持ちきれずに終わり、噺家としてよりも策士として注目された。明治9年以来、落語家の税務係となって頭取の三遊亭円朝などを補佐する。浪花節がまだ外道の芸とさげすまれていた時代、浪花節の寄席進出を斡旋したため落語界から追い出され、困窮のうちに没した。

没年月日
明治22年 5月3日 (1889年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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