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金嬉老事件 きんきろうじけん

大辞林 第三版の解説

きんきろうじけん【金嬉老事件】

1968年(昭和43)2月、在日朝鮮人金嬉老キムヒロが暴力団員を射殺したのち、寸又峡温泉の旅館に宿泊客を人質にとって立て籠り、民族差別を告発した事件。金は逮捕され、裁判で無期懲役が確定。99年(平成11)仮釈放、韓国に出国。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

金嬉老事件

1968年2月20日、清水市(現静岡市清水区)で金銭トラブルから暴力団員2人を殺害した金嬉老(本名・権嬉老)氏が、本川根町(現川根本町)の寸又峡温泉の旅館に宿泊客ら13人を人質に立てこもった。金氏は事件の前年に清水署で取り調べを受けた際、警察官に民族差別的な対応を受けたとし、公開の場で県警本部長の謝罪を要求。交渉の様子がテレビ中継された。 24日に記者団に紛れた捜査員が飛びかかって逮捕。金氏は75年に最高裁無期懲役が確定後、99年に仮釈放され、韓国・釜山市に移り住んだ。2010年に81歳で死去した。

(2018-02-21 朝日新聞 朝刊 静岡・1地方)

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