金法師・仮名法師(読み)かなぼうし

精選版 日本国語大辞典 「金法師・仮名法師」の意味・読み・例文・類語

かな‐ぼうし ‥ボフシ【金法師・仮名法師】

〘名〙 子どもを呼ぶ時に用いる語。特に、自分の子どもを他人の前で呼ぶ時に用いる。かなんぼうし。
※虎明本狂言・富士松(室町末‐近世初)「夜前みが所へかなほうしがきてゆふたぞ」
[補注]語源について「かな」は「かなし(可愛)」の語幹とする説、「かなひばし(金火箸)」のようにやせ細っている意だとする説などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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