金瘡小草(読み)きらんそう

精選版 日本国語大辞典 「金瘡小草」の意味・読み・例文・類語

きらん‐そう ‥サウ【金瘡小草】

〘名〙
シソ科多年草本州、四国、九州の野原丘陵地に生える。茎は直立せず四方にはう。全体に白色のちぢれ毛を生じる。葉は短柄をもち対生。葉身は卵形または長楕円形で基部は狭くなり、縁にあらくゆるい鋸歯(きょし)がある。根生葉は放射状につく。初夏葉腋(ようえき)に濃紅紫色で長さ約一センチメートルの筒状唇形花を数個つける。じごくのかまのふた。《季・春》 〔大和本草(1709)〕
植物おへびいちご(雄蛇苺)」の異名。〔大和本草(1709)〕

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デジタル大辞泉 「金瘡小草」の意味・読み・例文・類語

きらん‐そう〔‐サウ〕【金小草】

シソ科の多年草。道端に生える。茎は四方に広がり、地をはう。葉は長楕円形で、根元のものは放射状に出る。春、濃紫色の唇形の花が咲く。じごくのかまのふた。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「金瘡小草」の解説

金瘡小草 (キランソウ)

学名Ajuga decumbens
植物。シソ科の多年草,薬用植物

金瘡小草 (キランソウ)

植物。バラ科の多年草,薬用植物。オヘビイチゴ別称

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