金精神・金勢神(読み)こんせいじん

精選版 日本国語大辞典 「金精神・金勢神」の意味・読み・例文・類語

こんせい‐じん【金精神・金勢神】

〘名〙 性崇拝の一種男根に似た自然石や、金・石・木製陽物神体としてまつった神。男女縁結び出産婦人病などに効験があるとされる。全国各地に分布し、特に明治初期、東京色町などで、その信仰が大流行した。金精大明神
※雑俳・柳多留‐一一五(1831)「傾城は金勢神へ御酒徳利」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android