金貝張(読み)かながいばり

精選版 日本国語大辞典 「金貝張」の意味・読み・例文・類語

かながい‐ばり かながひ‥【金貝張】

〘名〙 木地蒔絵(きじまきえ)をする時に、地の汚れを防ぐため表面に錫(すず)薄片をはりつけること。また、そのもの。転じて、木や竹などに鉛または錫の薄片をはって本物らしくした刀。
滑稽本八笑人(1820‐49)初「反討(かへりうち)だと、編笠をとって捨、金貝(カナガヒ)ばりスラリとぬく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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