釣看板・吊看板(読み)つりかんばん

精選版 日本国語大辞典 「釣看板・吊看板」の意味・読み・例文・類語

つり‐かんばん【釣看板・吊看板】

〘名〙 つってある看板。特に、江戸時代劇場で、表櫓の下につり出した看板。その狂言の中心場面を描き、人物の形を切出しにして、刺繍造花などで美しく飾ったもの。観客を招き寄せる意から「招き」「招き看板」ともいう。江戸では多く三月と九月の狂言に用いた。〔戯場楽屋図会(1800)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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