鈴木 実(読み)スズキ ミノル

20世紀日本人名事典 「鈴木 実」の解説

鈴木 実
スズキ ミノル

昭和・平成期の彫刻家 日本大学芸術学部講師。



生年
昭和5(1930)年4月10日

没年
平成14(2002)年7月15日

出生地
山形県東置賜郡高畠町

学歴〔年〕
米沢興譲館高〔昭和23年〕卒

主な受賞名〔年〕
平櫛田中賞(第7回)〔昭和53年〕「存在する私」,中原悌二郎賞(第16回)〔昭和60年〕「家族の肖像II」

経歴
高校卒業後、桜井祐一師事。昭和28年から日本美術院展に出品。31年「首」で初入選以来、奨励賞、白寿賞など受賞。35年新海竹蔵、桜井祐一らと院展を離れ、S・A・S彫刻家集団を結成。38年同集団が国画会に彫刻部を新設、同会会員となる。国展のほか、現代日本美術展、彫刻の森美術館大賞展などに出品。「家族の肖像」シリーズや、道元、千利休など歴史上の人物を題材とした木彫で知られた。他の作品に「顔を替える人」(46年)、「記念撮影」(47年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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