普及版 字通 「銑(漢字)」の読み・字形・画数・意味
銑
人名用漢字 14画
[説文解字]
[字形] 形声
声符は先(せん)。〔説文〕十四上に「金の澤あるなり」とあり、鉄の光沢あるものをいう。また鐘の口縁の部分を銑といい、〔周礼、考工記、鳧氏(ふし)〕に「兩欒(りやうらん)(口の両辺の角)、之れを銑と謂ふ」とみえる。また〔説文〕に「一に曰く、小鑿なり」という。
[訓義]
1. つやのあるかね、精鉄。
2. 小さなのみ。
3. 鐘の口辺の両角。
4. 弓の両端の金飾り。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕銑 カナカス・コガネ・カナハズノユミ 〔立〕銑 カネノツツミ・カネヒカリ・カネクサリ
[熟語]
銑樹▶・銑銭▶・銑鉄▶
[下接語]
金銑・鐘銑・瑶銑・銑・鏐銑
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報