鏡石(町)(読み)かがみいし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鏡石(町)」の意味・わかりやすい解説

鏡石(町)
かがみいし

福島県中南部、岩瀬郡にある町。1962年(昭和37)町制施行。町の中央をほぼ平行してJR東北本線と国道4号、東北自動車道が通る。町域は矢吹原(やぶきがはら)の台地上に広がり、昭和初期までは純農村であった。1880年(明治13)に宮内省の開墾所が設置され、その事業は現在の岩瀬牧場や岩瀬農業高校などの形で残った。第二次世界大戦後、羽鳥用水(はとりようすい)による開田工場立地、住宅地開発などにより人口増をみた。稲作のほか、キュウリ、リンゴ栽培が盛ん。面積31.30平方キロメートル、人口1万2318(2020)。

[渡辺四郎]

『『鏡石町史』全4巻(1982~1985・鏡石町)』


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android