長崎県対馬市

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

長崎県対馬市

福岡から北西約138キロ、韓国・釜山から南東に約50キロに位置する。人口約3万6千人。南北約82キロ、東西約18キロで、面積は約708平方キロメートル。複雑な入り江を持つリアス式海岸がある。漁業林業が盛んで、対馬にのみ生息する国指定の天然記念物ツシマヤマネコが有名。

(2009-10-20 朝日新聞 朝刊 1社会)

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日本の地名がわかる事典の解説

〔長崎県〕対馬〈市〉(つしま〈し〉)


長崎県北部にある市。
九州本土と朝鮮半島のほぼ中間の、対馬海峡に浮かぶ対馬を中心に、海栗島(うにじま)・泊島などの有人・無人の属島多数を市域に含む。2004年(平成16)、下県(しもあがた)郡の厳原(いづはら)町、美津島町、豊玉町と上県(かみあがた)郡の峰町、上県町、上対馬町が合併して成立。この合併により、下県郡と上県郡は消滅。厳原地区は古代より対馬の政治・経済の中心地で、近世には宋氏の城下町として栄えた。現在の厳原港は重要湾港で、福岡県福岡市の博多港や、韓国の釜山港へ定期航路がある島の表玄関。美津島町には対馬空港があり、長崎・福岡と結ぶ。イカ一本釣り漁とアワビ・サザエ・ウニなど磯付漁業、ハマチ・タイ・真珠の養殖が行われる。林業やシイタケ栽培も盛ん。金田城跡は国の特別史跡に指定。金石城跡・対馬藩主宗家墓所・根曽古墳群など多くの史跡がある。リアス式の海岸線が続く浅茅(あそう)湾周辺は壱岐対馬国定公園に属する景勝地。御岳(みたけ)鳥類繁殖地は国の天然記念物に指定。絶滅の危機に瀕するツシマヤマネコ等の希少生物を保護・調査する対馬野生生物保護センターがある。朝鮮半島に近い地理から、航空自衛隊・海上自衛隊の基地や警備所、海上保安庁の施設も多く設置。

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