日本大百科全書(ニッポニカ) 「長崎鼻(大分県)」の意味・わかりやすい解説 長崎鼻(大分県)ながさきばな 大分県豊後高田市(ぶんごたかだし)見目(みめ)の周防灘(すおうなだ)に突出する岬。開析火山、両子(ふたご)火山体の北西側一放射山稜(さんりょう)の末端、集塊岩と集塊溶岩からなり、海食による洞門や洞窟(どうくつ)が15か所、延長400メートルの間に連なる。各洞穴はそれぞれ特色ある侵食の経過を表現し、1963年(昭和38)県の天然記念物に指定。上部はわりあい平坦(へいたん)なので夏季はキャンプ村、海水浴場としてにぎわう。灯台がある。[兼子俊一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例