精選版 日本国語大辞典 「長柄・長握」の意味・読み・例文・類語 なが‐つか【長柄・長握】 〘名〙① 矢束(やつか)の特に長いもの。※文正記(1466)「縦雖二強弩・長握鎮西八郎為朝一、難レ得二透事一」② (「ながづか」とも) 刀の柄(つか)の長いもの。※浮世草子・男色大鑑(1687)八「白糸の長柄(ナカヅカ)ぬき出し」③ (「ながづか」とも) スズキ目タウエガジ科の海産魚。体長六〇センチメートルに達し、体は側扁して細長く、背びれの条(すじ)はすべて棘(きょく)状となる。体色は黄褐色で、体側の上半に黒点が密布する。食用。本州の日本海側と太平洋側では千葉県以北、オホーツク海の水深三〇〇メートルより浅い砂泥底に生息。わらづか。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報