長谷川 勘兵衛(14代目)(読み)ハセガワ カンベエ

20世紀日本人名事典 の解説

長谷川 勘兵衛(14代目)
ハセガワ カンベエ

江戸時代末期〜昭和期の歌舞伎大道具



生年
弘化4年(1847年)

没年
昭和4(1929)年10月1日

出生地
江戸

別名
幼名=忠八,晩名=寿叟,画名=忠清

経歴
5代目尾上菊五郎と幼な友達で、風船乗りや曲馬などの仕掛に工夫をこらし、「芝居の大道具は長谷川」と称され大道具の基礎を築いた名人。大正10年ごろ長谷川は本家分家とに分かれ、本家を取りしきって、歌舞伎座帝劇市村座を担当した。また、絵画彫刻などをたしなみ、特に似顔絵が巧みであった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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