長谷川 巳之吉(読み)ハセガワ ミノキチ

20世紀日本人名事典 「長谷川 巳之吉」の解説

長谷川 巳之吉
ハセガワ ミノキチ

大正・昭和期の出版人,劇評家,詩人 第一書房創業者。



生年
明治26(1893)年12月28日

没年
昭和48(1973)年10月11日

出生地
新潟県三島郡出雲崎町

学歴〔年〕
高小(1年)修了

経歴
大正3年上京、銀行員などを経て、玄文社に入るが、12年同郷の松岡譲長編「法城を護る人々」をもって第一書房を創業。21年間に「小泉八雲全集」「近代劇全集」など8つの全集135点とパールバック大地三好達治測量船」など単行本859点を上梓した。その間、独特の美装本と十銭雑誌「セルパン」でヨーロッパ文化の粋を紹介してきたが、昭和19年2月、盛業中にもかかわらず突如廃業に踏み切った。“反骨の出版人”“本づくりの名人”といわれた。戦後は出版から離れ自適の生活を送った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「長谷川 巳之吉」の解説

長谷川 巳之吉 (はせがわ みのきち)

生年月日:1893年12月28日
大正時代;昭和時代の出版人;詩人
1973年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android