関弦・禦弦(読み)せきづる

精選版 日本国語大辞典 「関弦・禦弦」の意味・読み・例文・類語

せき‐づる【関弦・禦弦】

〘名〙 弓弦一種軍陣に用いる糸巻きの塗弦(ぬりづる)。弦苧(つるお)に黒く漆(うるし)を塗った上に縒糸(よりいと)一面に巻きつめ、さらにその上から薄く漆を塗って堅固にこしらえたもの。伊勢国の関(三重県亀山市)から産したからとも、せきとめ防ぐ意ともいう。〔源平盛衰記(14C前)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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