精選版 日本国語大辞典 「閨・寝屋」の意味・読み・例文・類語
ね‐や【閨・寝屋】
[1] 〘名〙
※古今(905‐914)恋四・六九三「君こずはねやへもいらじこ紫わがもとゆひに霜はをくとも〈よみ人しらず〉」
② 奥深い所にある部屋。深窓。婦人の部屋。
[2] (寝屋) 能登半島北方海上にある七ツ島の異称。鬼の寝屋島。
※今昔(1120頃か)三一「今昔、能登の国の息(おき)に寝屋と云ふ嶋有なり。〈略〉其の鬼の寝屋に渡てぞ鮑を取て国の司には弁ける」
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