降水短時間予報(読み)こうすいたんじかんよほう(英語表記)nowcast of precipitation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「降水短時間予報」の意味・わかりやすい解説

降水短時間予報
こうすいたんじかんよほう
nowcast of precipitation

集中豪雨などに対する防災目的で,1時間降水量を 30分ごとに 6時間先まで,1kmの格子で図形化して予報するもの。レーダエコーとアメダスの観測結果を合成して降水量分布を描き,降水域のパターン移動地形効果を加味して降水量の分布を予測する。1982年7月に文章形式のみで東京から実施が開始された。

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知恵蔵 「降水短時間予報」の解説

降水短時間予報

6時間先までの1時間降水量を、30分ごとに1km格子で示した予報。レーダー・アメダス解析雨量を用い、地形や数値予報などを考慮して求める。降水ナウキャスト(nowcast)は1時間先までの10分間降水量を、10分ごとに1km格子で示した予報。都市型水害などの軽減に役立てる。

(饒村曜 和歌山気象台長 / 宮澤清治 NHK放送用語委員会専門委員 / 2007年)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「降水短時間予報」の意味・わかりやすい解説

降水短時間予報
こうすいたんじかんよほう

天気予報

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