限ある道(読み)かぎりあるみち

精選版 日本国語大辞典 「限ある道」の意味・読み・例文・類語

かぎり【限】 ある道(みち)

① (寿命限度があるために行かなくてはならない道の意から) 死出旅路。限りの道。
源氏(1001‐14頃)椎本「いかでかはおくれじと、泣き沈み給へど、かぎりあるみちなりければ、何のかひなし」
日数の限られている旅。
東関紀行(1242頃)車返より湯本「かぎりある道なれば、〈略〉なほ行きすぐる程に箱根の山にも着きにけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android