旺文社世界史事典 三訂版 「陶 淵明」の解説
陶 淵明
とうえんめい
東晋〜南北朝の宋の詩人
名は潜,淵明は字 (あざな) 。晋の名臣陶侃 (とうかん) の曾孫。壮年のころ国事に奔走し,のち官途についたが,束縛をきらい世に隠れて一生を過ごした。彭沢 (ほうたく) 県令となったが,3か月足らずで『帰去来辞』を作って故郷に帰り,清貧に甘んじながら,酒と菊を愛して自適の生活を送った。その詩は時流に超然として平淡かつ自然である。
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