隅・角(読み)すみ

大辞林 第三版の解説

すみ【隅・角】

囲まれた区域のかど。また、端の方。すみっこ。 「部屋の-に片づける」 「重箱の-をほじくる」
ある場所の中心やその周辺でない所。人々の目につかない所。かたすみ。 「社会の-でひっそりと暮らす」
「隅の折敷おしき」のこと。
「角前髪すみまえがみ」の略。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

すみ【隅・角】

〘名〙
① 物や場所の中央でないところ。すま。
(イ) かこまれた区域の内側で、中央から離れた端の方。すみっこ。
※古事記(712)下・歌謡「大宮の 彼(をと)つ鰭手(はたて) 須美(スミ)傾けり」
※源氏(1001‐14頃)空蝉「いで、この度は負けにけり。すみの所、いでいでと、およびをかがめて」
(ロ) その方角のかなた。天の一角。
※書紀(720)皇極元年八月(北野本訓)「夜半に、雷、西南(ひつじさる)の角(スミ)に鳴りて風ふき雨ふる」
② 「すみ(隅)の折敷」の略。
※浮世草子・傾城禁短気(1711)一「さりとは此里通ひするほどにもない、角(スミ)のとれぬ男かな」
④ 能舞台の名称。正面に向かって左の方の目付柱(めつけばしら)のあたりをいう。
⑤ 細かな事柄。小さなこと。
※随筆・戴恩記(1644頃)下「そこの句は作はあれども、すみへゆかず。かやうの所をよくたしなみてこそ、よき連歌師とはいへ」

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