際立(読み)きわだつ

精選版 日本国語大辞典 「際立」の意味・読み・例文・類語

きわ‐だ・つ きは‥【際立】

〘自タ五(四)〙 他との区別が著しく、はっきりしている。目だつ。顕著である。きわが立つ。
※杜詩続翠抄(1439頃)三「たつべい月日きはたっていく也」
評判記色道大鏡(1678)二「額の至極は、をのれなりにきはたたずして、鬂(びん)さきのみ、きしりととりまはしたるを最上とす」

きわ‐だ・てる きは‥【際立】

〘他タ下一〙 きはだ・つ 〘他タ下二〙 他との区別が著しくなるようにする。目だつようにする。
※古活字本荘子抄(1620頃)八「遙物の理はどこか限ともなし。きわたてて問はば不可也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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