際越・菜越(読み)さいごし

精選版 日本国語大辞典 「際越・菜越」の意味・読み・例文・類語

さい‐ごし【際越・菜越】

〘名〙 敷居ごしに物事をすること。また、俗に、食膳手前にあるものを越して、むこうにある菜を食べることにもいう。非礼なこととしてきらう。
※酌并記(1532‐70頃)「一 さいこしの酌きらふ事也。酒を呑に行人はせんなくさいこしに呑へからす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android