面見・面見世(読み)つらみせ

精選版 日本国語大辞典 「面見・面見世」の意味・読み・例文・類語

つら‐みせ【面見・面見世】

〘名〙
① 見舞いや挨拶(あいさつ)などのために人の家を訪問すること。顔出しをすること。
狂言記胸突(1660)「今は某が前へ、面見せも致さぬ」
② (面見世) 江戸時代歌舞伎の一一月一日からの興行で、新一座の役者総員そろって客に見参すること。顔見世(かおみせ)。《季・冬》
※俳諧・大坂独吟集(1675)上「物まふは夜分に成てどれからぞ 芝居のしくみ明日はつらみせ〈西鶴〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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