鞴祭・吹皮祭(読み)ふいごうまつり

精選版 日本国語大辞典 「鞴祭・吹皮祭」の意味・読み・例文・類語

ふいごう‐まつり ふいがう‥【鞴祭・吹皮祭】

〘名〙 陰暦一一月八日、鍛冶屋鋳物師飾職など、日頃ふいごを用いる家で、その守護神とする金山彦命、迦具土神、稲荷大神などをまつる神事。当日はふいごを清め神供を調え、職人は仕事を休んだ。また、神前に供えたミカンをさげ、これを投げて子どもに拾わせる風習もあった。ひたき。鍛冶祭。みかんまき。ふいごまつり。ふきかわまつり。ふゆごまつり。《季・冬》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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