旺文社世界史事典 三訂版 「韓 林児」の解説
韓 林児
かんりんじ
元末に起こった紅巾 (こうきん) の乱の指導者
韓山童の子。父が殺されたのち,1355年,擁立されて宋皇帝小明王と称し,これが白蓮系紅巾軍の本隊となった。開封を中心に一時は黄河流域を制圧したが,元将クク=ティムールの反撃に敗れて配下の朱元璋(のち明の太祖洪武帝)に頼ったが,1366年長江で朱の部下に殺された。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
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