風引・風邪引(読み)かぜっぴき

精選版 日本国語大辞典 「風引・風邪引」の意味・読み・例文・類語

かぜっ‐ぴき【風引・風邪引】

〘名〙 「かぜひき(風邪引)」の変化した語。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉七「風邪 カゼッピキ(〈注〉カゼヒキ)」
※父の詫び状(1978)〈向田邦子〉鼻筋紳士録「風邪っぴきが洟をかむような騒々しい声を出して」

かぜ‐ひき【風引・風邪引】

〘名〙 風邪にかかること。また、かかった人。
※雑病記聞(1805)一「古書中風と云は、風ひきのことにて、後世医書には是を感冒と云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android