食・馬銜(読み)はみ

精選版 日本国語大辞典 「食・馬銜」の意味・読み・例文・類語

はみ【食・馬銜】

〘名〙 (動詞「はむ(食)」の連用形の名詞化)
① 食うこと。食べること。また、くらし。扶持(ふち)
② 「はみもの(食物)」の略。
※天草本伊曾保(1593)片目な鹿の事「シカ ウミバタヲ マワッテ famiuo(ハミヲ) タヅヌルガ」
③ (馬銜) 轡(くつわ)の馬の口にくわえさせるところ。はめ。
今川大双紙(15C前)馬に付て式法之事「轡の名所の事、はみ・ほうみ・立聞」
④ (馬銜) 馬を制するため、口に縄をかませて、その端を馬の頭上でしばっておくこと。また、その縄。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android