飯塚 琅玕斎(読み)イイヅカ ロウカンサイ

20世紀日本人名事典 「飯塚 琅玕斎」の解説

飯塚 琅玕斎
イイヅカ ロウカンサイ

大正・昭和期の竹工芸家 日本工芸会理事。



生年
明治23(1890)年3月15日

没年
昭和33(1958)年12月17日

出生地
栃木県栃木市

本名
飯塚 弥之助

学歴〔年〕
栃木第一尋常小学校〔明治36年〕卒

主な受賞名〔年〕
帝展特選〔昭和7年・9年〕

経歴
12歳ごろから父の初代飯塚鳳斎に竹工技術を学び、13歳で上京書道生花修業。琅玕斎友右と号し大正11年に平和記念東京博覧会に出品銀賞、14年パリ万国現代装飾美術工芸博覧会で銅賞を受賞。15年日本工芸美術会の結成に参加。昭和2年に新設された帝展美術工芸部に作品を発表、7年の第13回展、9年の第15回展で特選。11年文展招待展、12年の第1回新文展から出品し、竹工芸界から初の審査員となる。28年日展参事。33年新日展の発足で同展を離れ、日本工芸会理事。これまでの籠師から近代的竹工芸へと、竹工芸界に新風を吹き込んだ。代表作に「花籃・鳴門」「花籃・富貴」「花籃・あんこう」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「飯塚 琅玕斎」の解説

飯塚 琅玕斎 (いいづか ろうかんさい)

生年月日:1890年3月15日
大正時代;昭和時代の竹工芸家
1958年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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