飯野 寅吉(読み)イイノ トラキチ

20世紀日本人名事典 「飯野 寅吉」の解説

飯野 寅吉
イイノ トラキチ

明治〜昭和期の実業家 飯野海運会長



生年
元治2年2月1日(1865年)

没年
昭和24(1949)年1月31日

出生地
福岡県

経歴
明治23年神戸で石炭商を営み、32年京都府余部村で飯野商店を創立、35年舞鶴軍港建設が始まると人夫供給業に転じた。45年飯野造船所を設立、海軍肩入れ徳山、呉に支店を開設。大正7年には飯野商会から飯野商事に改め、11年海上部門を分離、飯野汽船を設立して社長となる。昭和16年飯野商事を飯野海運産業、さらに19年飯野海運と改組、会長に。戦後の20年12月舞鶴海軍工廠の払い下げを受け、21年飯野産業舞鶴造船所と改め再出発、後の飯野重工に引き継いだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android